LYRICS


           夜の雫
  

  言葉はいつも 舞っては消えた
  ただ飽和するだけのための 埋め合わせの日々よ
  
  遠く離れた 寄りかかる場所
  立ち止まらず歩き続ける 不安定なままで
  
  今夜下限の月が滲んで輝く 雲一つないのに
  
  夜の雫が零れ落ちる 傷跡さえ心に
  もがき続けて どんなに探しても 届かない
  
  小さな窓に 区切られた空
  絵画のように見つめる夜 慰めは要らない
  
  明日硝子越しの世界はどれほど 変化をするだろう
  
  時間を抱いて待ち続けて 傷跡は消えるはず
  何も出来ない 何をしたとしても変わらない
  
  今までずっと傍に居たけど 気がつけば失っていた人
  永遠とは思ってないけど こんな早くなくても
  もう少し夢を見させてくれても良いのに
  
  夜の雫が零れ落ちる 傷跡さえ心に
  もがき続けて どんなに探しても
  
  変わらない 微笑んでいる
  そっと瞳を閉じて
  

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